本というのはモノによるが非常に面白いと思う。特に小説。現実世界ではあり得ないような追体験できる。伝記も然り。
しかし本というのは時として非常に分厚い。活字を読み慣れていない人は膨大な時間がかかる。誰だったか『速く読むということは必ずしも良いことではない。ゆっくり時間をかけて吟味するが良し。』というようなことを言っていたが、考えてもみよう。一年というのはすなわち365日、約52週間だ。1週間に一冊本を読んでも、一年間に読めるのはわずか52冊。私が現在17で、70まで生きたとして余命53年。一生で読める本は2756冊。しかし私はあと半年もしないで18になるし、とりあえず受験生だし、好きな本を繰り返し読むこともあるだろうし、第一一週間に一冊も読めないだろうから実際死ぬまでにこれから読める冊数といえば1000冊がいいところなんじゃないかと思う。ゆっくり時間をかけて吟味しろだぁ?例えば日本の高校生の平均読書量は一年に三冊と言われているらしいが、それで計算すると死ぬまでに159冊しか読めないことになる。そんなバカな話があっていいのか。いくない。ゆっくり読んだからと言ってその本の内容を覚えているとは限らない。私の母さんはゆっくり派の人間だが、半年前に読んだ本の内容をこれっぽっちも覚えていない。40代でこれだ。人間の記憶力なんてアテにはならない。だったら速くたくさん読めた方が偉いに決まっている。それでも1000冊。
しかし漫画というもの本と見なし、排除せずに考えてみればどうだろう。漫画というのは実に面白く普通の"本"より字も少ないので、その気になればドラえもんの全45巻ぐらい一日で読める。そのあと激しく頭痛がしたが。
内容量からいくと文庫本より割高だが、それは絵を描く手間などを考慮すれば大したことではないし、古本屋で買えば割安。知り合いに借りれればタダときた。たしかにそれを読んだという事実は、外務省が漫画と言うポップカルチャーを外交で用いたことを発端に文部省が文学史の教科書に漫画を載せない限り、現代では教養にはならないだろう。しかし未来はどうなるかわからない。40年前の親達が嫌悪したビートルズがクラシックに分類され、音楽の教科書に当たり前のように載るような時代が来たのだから、文学史の教科書に鉄腕アトムやサザエさんが載る時代は絶対来る。そうしたらどんな堅物でも漫画に心を開くようになるだろうし、嫌悪していたことなんて綺麗に忘れて『ハリスの風は名作だ!』と叫ぶ日もくる。ひょっとしたら異国の国語の教科書にはだしのゲンが載るかもしれない。
無駄に長く語ってしまったが、私が言いたいことは一つだけ。
人の漫画勝手に捨てるなこのやろう!